7月の日本百名山・至仏山で高山植物と早朝の尾瀬ヶ原を楽しむ1泊2日の旅

5月

2021年7月24日~25日に、尾瀬を代表する日本百名山の至仏山へ登り、山の鼻にある至仏山荘に宿泊。その翌朝は、日本最大級の高層湿原である尾瀬ヶ原をのんびりハイキングしてきました。

7月の至仏山は、高山植物が美しい季節のひとつ。花の百名山らしく登山道のあちこちに可憐な花が咲き、山頂からは尾瀬ヶ原と燧ヶ岳の大パノラマが広がります。
また、尾瀬ヶ原に宿泊した人だけが出会える早朝の朝霧や水鏡の絶景も見逃せません。
そんな旅の魅力をまとめました。

登山コース

【1日目】
鳩待峠5:45→6:50山の鼻7:00→9:43至仏山10:17→10:50小至仏山11:05→12:50鳩待峠13:04→14:04至仏山荘(山の鼻)

【2日目】
至仏山荘6:00→8:30龍宮小屋08:46→10:52山の鼻(お昼休憩)11:25→12:13鳩待峠

至仏山・尾瀬ヶ原(鳩待峠)へのアクセス方法

車の場合】
2024年度から鳩待峠は通年マイカー規制となりました。車で訪れる場合は、尾瀬戸倉エリアの駐車場を利用し、シャトルバスまたは乗合タクシーへ乗り換えます。

●駐車場
・尾瀬第一駐車場(280台)
・尾瀬第二駐車場(250台)
どちらも24時間1000円で、第二駐車場は、第一駐車場が満車の時のみ利用可能です。

第二駐車場は国道401号線を戸倉で鳩待峠方面へ曲がり少し標高を上げた場所にあります。第一駐車場から1km程度離れてますが、第二駐車場からもシャトルバス・乗合タクシーが運行しているので安心です。

Google Maps
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●シャトルバス・乗合タクシー
シャトルバス・乗合タクシーのどちらを乗っても戸倉~鳩待峠を同じ料金で乗車できます。
シャトルバスは季節・曜日によって運行時間がことなりますので、関越交通のHPで確認してください。

シャトルバスは運行時間が決まってますが、乗合タクシーは、シャトルバス運行時間内では人数が揃い次第、運行します・シャトルバスの最終便の時間さえ覚えておけば、細かい時間を気にする必要がないのがいいですね。

また、シャトルバス運行時間外でも林道の開通時間内であれば、乗合タクシーを予約して利用することができます。ただし、電話などの予約が必要で、メーター料金となりますのでご注意ください。2021年当時は尾瀬戸倉から鳩待峠までメーター料金で5700円でした。今回、諸事情により私はこちらを利用しました。

【公共交通機関利用の場合】

首都圏から公共交通機関でもアクセスしやすいのが尾瀬の魅力です。いずれの交通機関を使った場合でも、尾瀬戸倉からはシャトルバスまたは乗り合いタクシーの乗り継ぎとなります。

●新幹線・電車&路線バス
・上越新幹線「上毛高原駅」
・上越線「沼田駅」
から関越交通の路線バス(鎌田線)を利用します。「沼田駅」から戸倉までは1時間に1~2本走っています。「上毛高原駅」からは約2時間、「沼田駅」からは約1時間半ほどで戸倉に着きます。交通系ICカードも利用可能です。
尾瀬戸倉からはシャトルバスまたは乗り合いタクシーを利用します。

●高速バス
また、バスタ新宿から尾瀬戸倉への高速バス・夜行バスも季節運行しています。こちらは乗り換えなしで尾瀬戸倉まで行けるので、予約が取れれば、高速バスの方が大変便利です。

計画時に注意!山ノ鼻〜至仏山は登り一方通行!

登山コースを見て鳩待峠~山の鼻を2回通ったのは疑問に思われたかと思います。
その理由は、植生保護のため、無積雪期の山ノ鼻~至仏山は登りのみの一方通行の規制があるからです。
小至仏山周りで、至仏山に登頂し、山の鼻へ下りたいところではありますが、
至仏山 → 山ノ鼻へ直接下山
はできません。

小屋予約した時期が遅く、鳩待峠の小屋が取れず、至仏山荘泊になったので、一度山ノ鼻に下り、至仏山に登り、鳩待峠まで登ってまた山ノ鼻に下るという1.2周くらいの周回コースになりました。
登山計画を立てる際は必ず確認しておいた方が良さそうです。

花の百名山・至仏山で高山植物を楽しむ

山ノ鼻から至仏山へ向かう登山道は、高山植物の宝庫です。7月下旬は高山植物のピークの時期ということもあり、様々な植物が咲き乱れてました。

登山道にはウスユキソウやクルマユリを始め、多種多様な高山植物が咲いており、百花繚乱でした。登山道は花の百名山にふさわしい装いでした。
至仏山から山ノ鼻へ直接降りられればいいのに…と思いましたが、登りと下りのすれ違いのときに高山植物を傷めてしまう可能性もあるので、植生保護のため一方通行の規制は納得でした。

山ノ鼻から至仏山山頂は木道の階段があったり、休憩できるベンチがいくつかあり、高山植物を愛でながら、休憩を挟みながら歩けます。初心者でも歩きやすい道でもあります。

至仏山に登頂!

至仏山山頂標識
尾瀬ヶ原と燧ケ岳

至仏山山頂は天気がいいと、尾瀬ヶ原と燧ケ岳、平ヶ岳や巻機山などの越後の山々、上州武尊山が見えます。登った日はガスが多かったですが、尾瀬ヶ原と燧ケ岳が見えました!
尾瀬を代表する景色を眺められるのは、至仏山登山最大の魅力です。

小田代ではワタスゲの群生が見られるかも!?

至仏山から鳩待峠へ下山。小至仏山は少し登り返しがあります。
至仏山からは鳩待峠から登ってくる人もおり、登山者が少し多かったです。途中の小田代では、タイミングが良ければワタスゲの群生を見ることができます!

鳩待峠に到着し、朝に歩いた道を再び通り、山の鼻にある至仏山荘へ向かいました。

初心者にもおすすめ!至仏山荘に宿泊

途中雨に打たれながらたどり着いた至仏山荘は一般的な山小屋のイメージを良い意味で裏切ってくれました。

・グループであれば個室利用可能
・水洗トイレ完備
・お風呂あり、シャンプー・ボディソープ付き
・フェイスタオル付き
・Wi-Fiが利用可能
・各階にポットを設置
と登山初心者や山小屋デビューにも最適な山小屋だと思います。
登山歴は長いですが、ここまで整っている山小屋にはなかなか出会ったことはありません。良くて水洗トイレ、お風呂、Wi-Fiのどれかがあるくらいです。



早朝の尾瀬ヶ原は宿泊者だけの特権は宿泊者だけの特権

2日目は尾瀬ヶ原の龍宮小屋まで歩き、北側の木道を経由して鳩待峠へ戻るという尾瀬ヶ原散策でした。

夏の尾瀬ヶ原は盆地のため、夜間に放射冷却が起こりやすく、朝霧が発生しやすいと言われております。
この日は見事に朝霧が発生し、幻想的な景色が広がっていました。
ちなみに、夏の尾瀬では「朝霧は晴天のしるし」と言われているようです。
宿泊しなければ見られない景色だけに、感動もひとしおです。

快晴の尾瀬ヶ原歩き

前日に登った至仏山

午前7時ごろには尾瀬ヶ原の霧は晴れ、進行方向に燧ケ岳、後ろを振り返ると至仏山が見えました。
この日は風が弱く、湿原の池の水面にくっきりと映る「逆さ燧ケ岳」「逆さ至仏山」を見ることができました。尾瀬ヶ原には小さな川も流れており、清流をたなびく水中植物はまるで生きているようでした。

尾瀬ヶ原は木道が中心で危険箇所も少なく、登山初心者でも安心して歩けます。
複線の木道が続くため、すれ違いを気にしなくてもいいところが良いところです。

高山植物と燧ケ岳

ヨッピ吊橋側の木道沿いにはアザミやキンコウカ、ニッコウキスゲなどの高山植物がたくさん咲いていました。山の景色だけでなく、高山植物を観察するのも尾瀬ヶ原歩きの楽しみの一つと言えます。

ここには上げきれないほどたくさんの写真を撮っていますが、どの景色も毎年夏が来ると思い出す景色の1つです。

名残惜しいところではありますが、鳩待峠へと帰路につきました。

下山後は「ほっこりの湯」

登山者駐車場のある戸倉の日帰り入浴は、週末では時間帯によって混雑している場合があるので、戸倉から車で約20分ほど、片品村中心部にある寄居山温泉「ほっこりの湯」で汗を流しました。
小さい日帰り入浴施設ではありますが、関越道の沼田インターへ行く国道120号線沿いに立地しますので、アクセスは良いです。

●「寄居山温泉ほっこりの湯」

営業時間:13:00~20:00(最終受付19:30まで)
定休日:毎週木曜日(行楽シーズン及び祝日は営業)

料金・営業時間のご案内 | ほっこりの湯
古くから地元に愛されてた公衆浴場。観光やウィンタースポーツの帰りに気軽に立ち寄れて、心も体も「ほっこり」できるアットホームな雰囲気の温泉です。どうぞごゆっくりおくつろぎください。

至仏山&尾瀬ヶ原は1泊2日がおすすめ!

至仏山と尾瀬ヶ原を訪れるなら、日帰りよりも1泊2日がおすすめです。
至仏山の高山植物をゆっくり楽しめる、尾瀬ヶ原の朝霧や水鏡を見られる可能性があります。

7月の尾瀬は高山植物が最盛期を迎えるベストシーズン。

「日本百名山に登ってみたい」
「尾瀬ヶ原をのんびり歩いてみたい」
「初心者向けの山小屋泊を体験したい」
そんな方は、ぜひ至仏山と尾瀬ヶ原を組み合わせた1泊2日の旅に出かけてみてください。

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